DIYリフォームアドバイザーを目指してみませんか?

DIY型リフォームとは住まい手の意志(主導)でリフォームやリノベーション、コンバージョンの工事を行うことを意味します。リフォームの対象が持家であっても借家であっても、戸建て・集合住宅の区別なく、住まい手の意志でリフォームを行うものはDIY型リフォームと呼びます。 DIY(Do It Yourself)は「自分でやる」との意味で他人任せにしないことです。これまでわが国では新築やリフォームを業者(専門家)任せにすることが一般的でしたが、DIY型リフォームは住まい手がもっと積極的に関わってゆきましょうというもので、専門業者に任せずに自らの手で自らの生活空間をより快適するため工事に参加することです。 「DIY女子」ということばが生まれているように「自らの手で自らの生活空間をより快適にする」というニーズが高まり、技能や作業よりアートやデザインを楽しむいわゆる「アーツ&クラフツ」がDIY型リフォームの真髄かもしれません。 家をまるごとDIY型リフォームすることも可能ですが、すべてをDIYで出来るものでもありません。住宅機器の給排水の接続や電気工事については専門業者の協力も必要です。DIY型リフォームの特長は、工賃が安くなる、その分を材料代に回し、ライフサイクルの長いエコ材料でより居住性の良いプレミアムリフォームが出来ることでしょう。 借家のリフォームの場合には、貸主が修繕を行わず現状有姿のまま賃貸し(賃料を相場より安く設定)、借主が自費で修繕やDIYを行う借主負担型の賃貸借契約をDIY型賃貸借と呼んでいますが、国土交通省ではこのDIY型賃貸借を「借主の意向を反映して住宅の改修を行うことができる賃貸借契約やその物件」と定義しています。 借家の場合、入居者が替わる際に、貸主が業者に委託し内装仕上げ材を張り替えるケースが多く、壁、天井などはビニル壁紙、床は複合フローリングやクッションフロアと呼ばれている長尺塩化ビニル樹脂仕上げがよく見うけられるようです。借主(住まい手)の意志で、無垢のフローリング、自然素材の内装仕上げにリフォームが出来れば、借家(賃貸マンション)のイメージも良くなり、新しい借家市場が形成されると考えられます。 持家の場合もDIY型リフォームの知識や施工技術、メンテナンスのノウハウなどを身につけて行けば、マイホームを住み心地の良い愛着の持てる住まいにリフォームが可能で、その結果資産価値も高まりまた的確なメンテナンスを自ら行うことで建物の長寿命化が図られることでしょう。 「DIYリフォームアドバイザー®」はNPO法人住環境デザイン協会が資格認定をしています。